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試合当日。
いつものように食って寝て、食って寝てでエネルギーを蓄える。
とにかく今日の終わりは笑顔でいようと自分に言い聞かせた。
会場に着いたのはいいのだが開始が遅れる遅れる。でもそんなのは慣れっこだ。
横で出場する選手が奇声を上げながらミットを蹴っている横で熟睡してみた(笑)

試合展開はレポートの方を見てもらうとして、
本当にイッティポンの魂が伝わる試合となった。
イッティポンの魂を肌で感じて僕もにやりと笑顔で返し、
イッティポンの逆襲に逆襲を仕返してKOすることができた。
こんな誇り高きチャイスー(タイ語で闘志)を持つナックモエ(ムエタイ戦士)と戦うことができて、
しかもその人に勝つことができて、僕は幸せだ。
試合後ベルトをもう一本もらった。
僕が防衛失敗したとき用に今のベルトが記念でもらえるように作っておいたのだろう。
見た目は三冠王になっちゃったよ(笑)
三冠王名乗っていいですか?って会長に聞いたら、バカモノと一蹴された(爆)

初日にも言ったとおり前回のパドバは僕に自信を取り戻させてくれ、
今回はどう受け入れてくれたのか?
今回はずばり、僕があれからどのように成長し、たくましくなったかを試してくれたんだと思う。
そして、その壁を乗り越えた自分を誇りに思う。
僕に自信を取り戻させてくれたパドバは今度は誇りを与えてくれた。
しかし、今回は見た目以上に精神的にも肉体的にもハードな試合だった。
少しゆっくり休みたい。一週間くらい(この日の遠征記を書いたのは飛行機の中で、結局もらった休みは三日間だけだった(泣))。
今回の勝利は試合を見ていない人には一度勝った相手に再び勝っただけだと思われると思うが、
僕の中で今回の勝利はとても大きく感じている。
魂と魂がぶつかり合って完全燃焼できた。
だから試合が終わった後、負けたイッティポンも笑顔で僕の手を挙げてくれたのだろう。
引退を発表したイッティポンに僕もマイクを握って最大の敬意を払った。
「イッティポンは本当に強いファイターだった。今日はとても辛い試合でした。僕はイッティポンを心から尊敬しています。ありがとう。コークンカップ!」
僕は、今回も偉大なファイターと戦うことができて、嬉しかった。
僕も選手として終わったら是非イタリアへ赴いてイッティポンと酒の一杯でもあおりながら
人生談義に花を咲かせたいと思っている。
今年の佐藤嘉洋はこれでいい形で終えることができました。応援ありがとうございました。
2月 WPKC世界ムエタイスーパーウェルター級王座 5R判定勝利で獲得
4月 WPMF世界ムエタイスーパーウェルター級王座 4RTKO敗北で失敗
7月 世界VS日本 大将戦 3RKO勝利
9月 ルンピニーランキング戦 1RKO勝利
11月 WPKC世界ムエタイスーパーウェルター級タイトルマッチ 4RKO勝利で初防衛
今年の通算戦績 5戦4勝(3KO)1敗
2004 12 06 | 固定リンク
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