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2006.07.06

負けてるなあ…。

先週末、どーーーーしても京都に行きたくなって、

仕事帰りのマキ(酔っ払い)と新幹線に飛び乗った。

一泊二日。でも、思ったより楽しめたなあ。


着いたその日は、おばんざい食べて、夜の街をひたすら歩いて、

あとはダラダラ飲んでおしまい。


1

で、2日目。

嵐山からトロッコ列車に乗って、

保津川ライン下りをしてきました。

亀岡のあたりから渡月橋のある下流まで、約1時間半の水の旅。

ゆったり。ゆったり。穏やかな時間。


でも、その「ゆったり」とは正反対の忙しい時間を送っていたのが、

船の舳先でせわしなく立ち回っていた若い男の子。

反り返った船首から船の中腹まで駆け下りるようにしながら、

竹竿のような長い棒で、勢いよく川底を突いていく。

そうすることで、船に推進力を与えているんだとか。


たえず噴き出す汗で、シャツはべっとりと背中に張り付いている。

船の外枠に何度もぶつかる手首からは、血がにじみ出ている。


それでも。


何度も。何度も。何度も。何度も。

ただ愚直に。


船首から駆け降りては川底を突き、また同じことを繰り返す。


1時間ほどすると、今度は選手交代。

年配のおやじさんに代わって、力強くオールを漕ぎ出した。

その足腰の強さだけでなく、その揺らがないひたむきな感じに、

僕らは圧倒されていた。

168105252_175s


「お兄さん、いくつですか?」


マキの質問に、彼は「21歳です」と答えた。

なるほど。

日焼けのせいで精悍な顔つきに見えていたけど、

たしかによく見ると、どこかあどけない表情をしている。


21歳。何してた?

大学2年かあ。

親のスネかじって、合コンして、将来のこと考えたふりして。


「負けてるなあ、人として」


何気なくマキがつぶやいた言葉に、僕も深くうなずいた。

紅葉の時期、彼はこの仕事を一日4往復もこなすのだそうだ。

2006.07.06 | 固定リンク | コメント (15) | トラックバック (1)

コメント

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私もそう思うとき…あります。沢山。
年下なのに…ねぇ?(寂&切。。
っていうことはこれからも沢山そういうこと思うんだろうなぁ〜(複雑:。。

投稿者: 清水ののこ (2006/07/28 22:29:12)

http://www6.kiwi-us.com/~falcon/Kyoto_photo/rinsen_ji.html

失礼致しました(笑)。 下記のコメントの補足です。
お寺は、「臨川寺」でした。 上記URLにて、ご参照下さい!

投稿者: 鈴木霄 (2006/07/18 1:55:28)

携帯からこのサイト見れるんですねぇ〜(笑)。
マキくんと嵐山へ? 昔、京都にペンフレンドがいて
よく京都に行きました。嵐山といえば、渡月橋を渡り
嵐山美術館だったかな? その隣に小さな素敵なお寺が
あるんだよ。 臨○寺と言ったかな(文字が浮かばない)

石庭になっている。かなり落ち着いたのを覚えてる!

さて、この夏も、また日野市の大学で勉強ですか?
暑くなって来ました。体に気をつけてお過ごし下さい。

投稿者: 鈴木 霄 (2006/07/18 1:06:01)

人にはいろんな生き方があると思います。一生懸命働いている人は確かにステキだし、そういう若い人の話をきくと何となくホッとします・・・世の中まだまだすてたもんじゃないなと。でも、あんまり働かないけどいつも笑顔で人を幸せな気分にしてくれる人もいれば、無愛想で煙たがられながらも世のため人のためもくもくと働いてる人もいます。目立たないボランティア活動を頑張っている人もいれば、世界で2番目の資産家バフェットさんのように、投資で儲けた資産数兆円をドバッと各種救済基金に寄付する人もいます。若い時ふらふらしてたり迷ったりしてたって、じいさん・ばあさんになってから何か成し遂げることができるかもしれません。て、何だか要領を得ませんが、どうするとエライとかこうあるべきという考えにとらわれすぎず、あせらず、自分に見合ったことを自分なりの方法で実現していけばいいんじゃないかなと思います。もちろん、自分が得するために・楽するために他人を陥れたりするヤツは人として最下レベルですけど、とりあえず、勤労青年の姿を見て反省したり感動したりする気持ちが持てるだけでも人としての合格ラインは超えてると思います。

投稿者: かろ (2006/07/09 15:17:29)

仕事であれ遊びであれ、精一杯生きていれば人として負けていることはないと思います。一生懸命がださいとされる風潮のある昨今ですが、全力で生きていると、苦しいこともありますが、後悔することはないとおもいます。

投稿者: chako267 (2006/07/08 22:42:33)

乙さんとマキさんの仲のいいツーショット写真いいですねぇ~。時々は写真もいれてね。

思い立ってのぶらり旅いいですよね。
そこで、素敵な21歳の青年に出会い、マキさんのつぶやき、それを聞いて21歳の自分をおいて深くうなづいた乙さん、いいですねぇ~。

投稿者: コロミー (2006/07/08 19:21:30)

とんでもない!!
乙さんもマキさんも全然人として負けてないじゃないですか!!
私は乙武さんをみる度に、自分はなんて人として負けてる!甘い!って反省してますよ!
マキさんの活動を見てもいつも感動していましたよ!!
乙さんも、全然人として負けてない!そして、マキさんだって立派です!
そんな二人だからこそ、一生懸命やっている船頭の少年に感銘をうけるんでしょうね。
これまたすばらしい…。

う~ん、私もこのままじゃいけないよ・・・。
人として恥ずかしい…。反省…。

投稿者: まさこ (2006/07/08 11:12:44)

同じようなことを思ったことがあります。

20歳のころ、私もダラダラ大学に通う農学部生でした。

ひょんなきっかけで、岩手県の山中の牧場へお手伝いに行った時、そこでは同い年の男の子が、牛飼いとして立派に働いていました。高卒で、住み込み。家庭の事情で仕送りをしながら。

それこそ、汗だくになりながら、私の倍くらいのスピードで牛の尾を洗い、糞をかき集めていました。

私が大学受験がどうだとか、大学行ってだらだらしているとき、同い年のこの方はエネルギーの全てを牛に傾けてきたんだ、って考えたら、今までの自分、数週間後には戻る、都会の生活って何なんだろう、と、都会で過ごした時間が欠陥のような気がして、情けなくて、寮の押入れでわんわん泣きました。

いい仕事しなきゃ、と思う時、いつも岩手で会った人たちのことを思い出します。真似できない、どうしても追いつけない部分はあります。

でも今は、都会にいようとも、ホワイトカラーの仕事であっても、自分にできることを選んで本気でことにあたることで、あの方たちに恥じないでいられるのかなとひそかに思っています。

投稿者: ゆっき (2006/07/07 21:53:39)

負けてない
乙さん そんな事ありません。
今まで
宇宙に降る隕石のごとく
沢山沢山
物理的に
力学的に
苦労して来たんだから
誰にも負けてない

投稿者: こきよ (2006/07/07 19:29:07)

初めてお邪魔します。
どーーーーしても京都に行きたくなって新幹線に乗ってしまう乙武さんってすごい!!
私なんてど~しても行きたくなったらデパ地下に駆け込み京菓子買って鼻息鎮める程度・・・。やってみようかな夫にホームから電話を掛けて『今から京旅行に行ってくるから家の事ヨロシク~』って!キモチイだろうな・・・。

好みのタイプは?って聞かれて『優しいひと』って答える女性が多いけれど・・・男の魅力って『自分の選んだ仕事に誇りを持ってがむしゃらになれる人』でしょう!!ゼッタイ!!

投稿者: mariko (2006/07/06 22:55:02)

こんばんわ。初めてお邪魔します。
どーーーしても行きたくなって、新幹線に乗ってしまう乙武さんってスゴイですね・・・!
私など、ど~しても行きたくなってしまったら、デパ地下に行って京菓子買って鼻息を静める程度。私もやってみようかな、夫にはホームから『京都行ってくるから家の事宜しく』って!!気持ちよさそう。

好きな男性のタイプは?と聞かれて『優しい人』と応える人が多いけれど・・・男の魅力って『自分の仕事に誇りを持ってがむしゃらになれる人』だと思うんだけどなあ~。

投稿者: mariko (2006/07/06 21:51:22)

働く姿って素敵ですよね。そういう人が居て休日があるって思いますね。ありがたい事です。「ありがとう」の言葉を忘れずに居たいってこういう場面の時に切に思います。

投稿者: 月と (2006/07/06 20:20:24)

嵐山、この春行ってきました。
時折雪も舞い散る頃でしたが、嵐山っていいところですよね。

仕事でも何でも、人が一生懸命物事に向かっている姿は素敵です。
特に若い方が健気に頑張っている姿は。

最近は年齢のせいか、そんな場面に出くわすとじーんときて涙が出てしまうことさえあります。

ガンバレ!若者!!

投稿者: うらちゃん (2006/07/06 19:22:23)

きっとそのぐらいの年代はみんな同じように考える時期だと思います。私も20代前半の頃は意味もなく25歳を区切りのめどとして立てていました。ああ・・・・でも私も修学旅行以来京都に行ってないから私も行きたいなぁ・・

投稿者: 美姫ヒカル子 (2006/07/06 16:42:59)

私はちょっと前に22歳になった大学生です。
今の私の気持ちに重なる部分があったので投稿しました☆☆☆
今、卒論とバイトをこなす日々です。バイトは体力と笑顔勝負の某遊園地なのですが、「普通に働いてる人は、机で勉強とか読書とかしないんだろーなあ」と学生であることに優越感を感じてみたり、でも授業では「バイト行きたいなー」と上の空だったり。。。どっちつかずで、結局真剣に勉強なり仕事なりしてるみんなに負けてる気分です。。。この時期大事だし、がんばらねば!!!と思い直しました。
京都行きたいなあ…

投稿者: さつきき (2006/07/06 14:17:44)

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